#A1record nyc #EricDunks
ポール:そう。繰り返しになるけど、以前はすごく楽しかったし、そういうパーティ経験があったからこそ、ダンス・ミュージックが好きになったのに、当時のLAのダンス・ミュージックはひどかったんだ。ただ、自分にとってラッキーだったのは、仕事の関係でいろんな国に行けたこと。東京とかロンドンとか、LAの外でいい音楽に触れることができた。でもLAに戻ると何も面白いことがなかったから、「もういいや、自分でパーティーやろう」って思い立ったんだ。別にビジネスとして始めたわけでも、DJがしたかったわけでもなく、ただただいいパーティで遊びたかっただけ。ダニエルもトーマスから紹介してもらって、向こうが僕のことを気に入ってくれたから呼べたし、マンキューソはA-1レコードでエリックと一緒に働いてたトシオ(・カジワラ aka BING)を通じて知り合ったんだ。マンキューソはビッグネームだから、ギャラも結構かかるじゃない? でも、僕らがパーティーを始めた頃って、LAのダンスミュージックはビジネスとして成り立たなかったし、アンダーグラウンドなものだったから、呼ぶお金もなかったんだ。そんな状況だったから、マンキューソを呼ぶには丸々1年かかったよ。でも、いいパーティーをやりたいっていう一心で1年間ずっとやり取りを続けてたら、ある日「君のダンスミュージックに対する情熱は分かった。DJしよう」って言ってもらえたんだ。