POLO / LOLIFE / NEWBALANCE / 90s NEWSCHOOL HIPHOP / その2 (90年代とPOLOをダンスカルチャーを抜きに話すことはできないハズ・・・)
前回からの続き・・・
もっと象徴的で、もっと格好良くて、もっと決定的に 影響力があったのは
"ニュースクール ダンサー"と1992 POLOの存在とそこからの展開だと思います!
〜まずは、
とんでもなくカッコイイ 90's HIPHOP CLASSIC
ZHIGGEの"Toss it up" を見てみてください。
(Prancer、Kazo、Tonga、Sound、Faceから成るメンバー構成で、全員がダンサー)
もし Wassup NYC!をお持ちの方は 是非 P44を開いて見て欲しいです。
PVの撮影場所まで記載されています(笑)
このPVの影響は大きく、当時は1992POLOが全米でも無くなるほどだったらしいです。
さらにUSだけでなく日本の J.S.B Undergroundの BOBBYさん
がいち早く これを吸収し 日本のダンサーにも強く影響を与えます。
そして日本でも ラルフローレン1992 はダンサーの人気アイテムになり
現在でもモノによっては20万近くの高値で取引されています。
メンバーのPRANCER(プランサー) は LOLIFEにも所属するラルフローレンマニア。
とにかく POLO1992の "世界一 イケてるゼッケン"のデザインは
ニュースクールのダンスの動きともピッタリ合っていて美しいですね。
J.S.B Underground のBOBBYさんが真っ先にNYニュースクールスタイルを
日本に持ち込んでから25年・・・・・
1992POLOラインが奇跡の復刻を 遂げた際のインタビューもとても面白いですね!
とにかくEXILEのバックボーンである ZOOやJ.S.Bは 本当に格好良いです。
おそらく多くの人が 現在のEXILEのPOPアイドル的なイメージしか
見えづらくなってしまっているのは 勿体無いなぁ。。。
という事で・・・
今回は、もっと知りたいことが沢山ありましたので ニュースクール期に実際に
当時、関東近郊 ダンスイベントに行っていた マスカットさんに(ダンス情報ページ Dewspeak に資料提供した事もあるくらい。)テガキハウスに来てもらって 、
昔の貴重な雑誌FINEなども見せていただきながら、8時間くらい? あれこれ当時のお話しを聞かせてもらいました・・・一気にたくさん教わって超 楽しかったです!
ありがとうございます!!!!!
(1992POLO を着た ZOO時代のHIROさん)
僕が 中学生の時に見ていた、ZOOの"PARTY"の NYで撮影されたPVには
ミスフィッツ (Mystidious Misfitss)の MARQUESTとKITOが出演している事もマスカットさんに教わりました。
当時のZOOは 彼らの影響をモロに受けてそれからの関係は今でも深いようです。
どことなく撮影場所がZHIGGEのTOSS IT UPと似ています。(現在調査中)
Misfitss Live At Brooklyn
今回の最初の きっかけは たまたま マスカットさんに 「NB出てくる映像があるよ〜っ」て教わったのが、この 映像なのですが・・・
これが、めちゃくちゃカッコイイんです。。。
シルバーのDKNYのダウンにnewbalance (この時からすでにニュービー/newbie と呼んでる) のNの反射材リフレクターを合わせて、
フリースタイルのようなダンスを見せつけています。
まるでスケートビデオのように”個”のオリジナルな動きを
全面に出したスタイルが本当に本来の人間的、野生的でカッコイイ。
95年なのでもう1992POLOではなく POLO SPORTSやDKNY、
アルマーニエクスチェンジを着て嬉しそうに見せびらかせてています!
これが僕にとってはとても衝撃的でした。
そこから当時のニュースクールダンサーにとってバイブルとして教わった
”Alive TV”までどんどん興味が湧いて見続けてしまいました。
日本語訳もあって、超カッコイイので是非見てみてください!
(来日当時のFINEマガジン)
また 以下 honeyee.com 冒頭でも MASAH氏によって AliveTVや服の事が語られています。YOUTUBEも無い90年代・・・当時のダンサーは何回もビデオを貸し借り
し合って映像を見てたんですね。
( 場所は Yo! Bros Pro.さん(@yobrospro.online) • Instagram写真と動画
Panzo氏の事務所)
日本で 90年代のブラックミュージックを最初に吸収し始めたのは
ダンス甲子園、CLUB DA DA、ZOO(現在のEXILE HIROさんがいたグループ。オリジナルのCHOO CHOO TRAIN)
といった大きなムーブメントからの
"ダンサー"だった。
関西にいた時も ダンサーや元々ダンスやってた先輩は
レコードも詳しいし、服もダンサーはシルエットが重要なので
サイジングなど細かくて結局 カッコイイ人は ダンサーかダンサー出身の
DJとかラッパーが多かった。
それは 最近の体育や運動部みたいな雰囲気とは全く違っていて、むしろ
怖くて話かけれないくらいの雰囲気と憧れがあった。
こちらもマスカットさんに教わったのですが、
98年くらいにもなると Bobbyさん達はどんどん進化していって
UK adidasのジャージ上下にUK newbalane576を合わせたスタイルで
音楽もCOLD CUTなどのUK BreakBestsなどで踊っていたそうです。
一方で RootsなどHouseのダンスグループの流れもあって・・・
一気に書ききれないですがB-BOYの格好のままハウスのステップに
移行していく姿もめちゃくちゃカッコイイんです。
僕もこのあたり98年くらいからKennyDopeなどの影響で
HOUSEや四つ打ちのレコードを先輩に教わってハマっていきます。
さらに詳しくダンスシーンを知るには
日本版FRANKのBOBBYさんのインタビューや
こちらのDewspeak は実際の現場のダンサーの方のサイトで
貴重なインタビューや 基本的な解説などが詳しく書かれてあります!