シリーズ "その3" MOWAX〜TheTrilogyTapes, PALACEskateboards MAJOR FORCE BE WITH YOU - 30TH ANNIVERSARY - RED BULL MUSIC FESTIVAL TOKYO 2018 何故こんな重要なレーベルがその後の裏原ブランドのように広く知られていないのか? それが一番の謎だ(笑)

 

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MowaxはUKのジェームズラベルによるレーベルで
アブストラクトヒップホップの金字塔。
DJ ShadowDJ Krushさんをリリースし
Nigo氏のape soundsとの繋がりや フューチュラーの
アートワークを使用して80年代以来のフューチュラーの再評価にも繋がる。
今回のレッドブルのドキュメンタリーの冒頭にもあるように、
ジェームズラベルは
ロンドンの老舗オネストジョンズ レコードで働いていた時にメジャーフォース のレコードを探していて中西俊夫さんとKUDOさんと出会う。
 
その後にMowaxを設立して MF WEST(中西俊夫さんとKUDOさん)のリリースや
 メジャーフォースのボックスセット、
カットケミストやDJ Harveyによるリミックスワークなどもリリースする。 
 
90年代後半の MOWAXは世界でもTOPクラスのDOPEなレーベルだった。
当時、このMowaxに現在CE のToby氏が在籍していて、 現在TheTrilogyTapes( TTT )のWill Bankhead氏がアートワークも行っていた。
 

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そして現在 2018年・・・
つい先日も並びが出るほど大盛況だったTTTでおなじみのアーティストが出演するCEのパーティー
 
また、パレススケートボードが表参道にオープンして入れないくらい大盛況。
パレスのスケートビデオの音楽にもTTTのアーティストの音源が良く使われているし
TTTのデッキやフーディーもパレスからリリースされている。
 
さらにDJKrushさんとドラムンベースのロニサイズも渋谷でDJをしていたので
あの週末は渋谷がロンドンと化していた。
 
 
 
 
そんな状況から
ロンドンや原宿でパレスやCEを着てる20代の子達が
さすがに90年代のmowaxまで皆が知っているようには思えないけど…笑
 
90年代からMowaxが好きだった自分達 オGさんには
その延長線上にある最新の価値観として
TheTrilogyTapes( TTT )の音楽やグラフィックを
ずっと追いかけてしまう。
 
 
 

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そのくらいMowaxは新しくて 音だけでなく、レコードそのものがカッコよかった。

当時ラッパーの”顔ドーン”が主流だった ヒップホップのジャケットのアートワークを
まるでブルーノートのカバーの様にモードに昇華させてみせた。
ヒップホップのレコードは 絵としても ずっと持っておきたくなるレベルにまで
高まった。
 
そのMOWAXはUKのROUGH TRADEレコードと隣合わせにあった
SLAM CITY SKATESに関わっていた人たちから派生している。
 
ちなみにプラスチックスの音源を1979年に初めてレコードにしたのは
日本のレコード会社ではなく、UKのROUGH TRADEレコード。
のちに出るCOPYのバージョンとはテイクもジャケットも違う。
(下のDISCOGSのリンク)
ジャケットは写真を入れ込む為に立花ハジメさんが描いた”アタリ”が
そのままイラストとして使われたらしい(笑)
 
ここからすでに共鳴していたのかと思うと、とても興味深い。
 
 

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www.discogs.com

 

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